大河ドラマ「光る君へ」の舞台・平安時代はどんな政治だった?分かりやすく解説!

大河ドラマ

2024年の大河ドラマ「光る君へ」の舞台となる平安時代について解説していきます。

今回は平安時代の政治についてです。

どんな政治がされた?

まず平安時代にされた政治について列挙していきます。

  • 律令政治
  • 摂関政治
  • 院政

それぞれの政治について始めた人・どんな政治か簡単にまとめると

まず「律令制」については、

律令制
・始めた人:桓武(かんむ)天皇
・どんな政治:法律を定めて運用する

次に「摂関政治」については

摂関政治
・始めた人:藤原道長
・どんな政治:藤原家がやりたい放題した政治
 

最後に「院政」については

院政
・始めた人:白河天皇
・どんな政治:引退した元天皇が政治を続ける

各政治について詳細に説明していきます。

律令政治とは?分かりやすく解説!

「律令政治」についてより詳しく解説していきます。

律令政治のポイントは以下の通りです。

  • 法律によって国を治める
  • 天皇と貴族が支配する中央集権的

律(刑罰に関する決まり)と令(政治の仕組み)を決めることで国を統治する方法です。

この律と令を決めるのが、天皇と貴族です。

実際には貴族たちが議論して、天皇が決済するという感じです。

ではなぜ「律令政治」が始まったのかというと、、

・律令政治前では、仏教の発言力が強かった
・天皇の威厳を高めるため

前の時代(奈良時代)は仏教を重用していたため、仏教僧侶の発言力が大きく、宗教と政治が密接に関係していました。

そこで宗教と政治を分離し、天皇中心の政治を再起するために律令政治を採用しました。

現代で政治と宗教が密接しているとすれば、中東などのイスラム系の国家でしょうか?

対して日本だと政治における宗教の影響力は対して無いですよね。

摂関政治とは?分かりやすく解説!

次に「摂関政治」についてです。

摂関政治のポイントは以下の通りです。

  • 自分の娘を天皇の嫁にして、子を天皇にする
  • 上級役人(摂政と関白)になり天皇を補佐する
  • 天皇に代わり政治の実権を握る

要約すると、「天皇の親戚となることで、天皇を補佐する際に天皇に話しを聞いてもらい、やりたい政治をする」というものです。

藤原道長・頼通ら藤原氏が摂関政治によって、政治に対する絶対的な影響力を持ちました。

ちなみに摂関政治の摂関とは「摂政」と「関白」という役人名から取ったものです。

現代で例えるなら、親族経営している企業がやりたい放題・パワハラ三昧っという感じでしょうか。

2023年問題になった「Big 〇otor」など良い例でしょう。

院政とは?分かりやすく解説!

最後に「院政」についてです。

「院政」のポイントは以下の通りです。

  • 藤原氏中心の政治から天皇中心の政治に戻すため
  • 天皇が位を譲った後も政治の実権を握る

天皇を譲った人のことは「上皇」と呼ばれます。

現代だと平成天皇が天皇を譲り、上皇となり、令和の時代になったことは記憶に新しいと思います。

院政が始まった理由としては、

  1. 以前の政治(摂関政治)だと、天皇周囲の人は摂政と関白の出身家(摂関家)だらけ
  2. そのため、摂関家以外の人の話を天皇が聞くことが少ない
  3. 結果として、摂関家が政治の実権を握る
  4. だが、天皇を引退した上皇も政治を行うことで、天皇・上皇と接する人が増える
  5. すると、摂関家の人だけでは足りず、摂関家以外の人も天皇・上皇と話をする
  6. 摂関家が勝手なことをしづらくなる

というロジックで摂関家の力を弱めるためでした。

天皇を譲った後も上皇として政治をする仕組みは、現代だと企業の「社長と会長」みたいなものでしょうか。

企業によっては、創業者社長が会長となった後も、2代目社長が会長に頭が上がらず言いなり。みたいな企業もありますよね。

まとめ

今回は平安京の政治について解説してきました。

大河ドラマを理解する一助になれば!

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