今回は大河ドラマ「光る君へ」に登場する「花山天皇」について紹介していきます。
花山天皇はどんな人物か?重要なポイントを紹介!
本郷奏多さんが演じる「花山天皇」を理解するポイントを挙げていきます。
- 17歳で天皇となる
- 妻の死をきっかけに出家する
- だまされて出家することになる
- 女性問題が多い
17歳で天皇となる
花山天皇は17歳という若さで天皇となります。
若すぎる天皇を貴族たちが補佐しており、その貴族たちが対立したため政治が停滞することになります。
貴族間の対立の中心にいたのが、藤原道長の父「藤原兼家」でした。
妻の死をきっかけに出家する
花山天皇には寵愛していた女がおり、「藤原忯子」(ふじわらのしし/よしこ)というひとでした。
光る君へでは、井上咲楽さんが演じます。
「藤原忯子」は妊娠8か月目で、17歳の若さで死去しており、花山天皇は非常に悲しんだと言われています。
悲しんでいる花山天皇に退位・出家を進めたのが、藤原道長の兄「藤原道兼(みちかね)」でした。
だまされて出家することになった
藤原道兼に出家を促された花山天皇でしたが、実はこれが罠でした。
藤原道兼は一緒に出家すると言って一緒に寺に行きながら、一人だけ抜け出してしまいます。
花山天皇は藤原道兼がいないことを知って急いで戻りますが、すでに新しい天皇が即位していました。
この新しい天皇は、藤原道長である父「藤原兼家」の娘「藤原詮子(せんし/あきこ)」の子供です。
この出来事を機に藤原兼家の家系が出世していくことになります。
要するに、花山天皇は出世のために利用されたわけです。
女性問題が多い
大河ドラマでは花山天皇が問題児として描かれており、女性問題を抱えていることが伺えます。
では実際はどうたったのでしょうか?
問題行動の逸話としては
- 天皇即位の儀式中に王冠を脱ぎ捨てる
- 住まいで馬を乗り回そうとする
などがあり、非常に頭がよろしくなさそうです。(現代で言うなら学校をバイクで走るチンピラみたいな感じでしょうか)
また女性問題としては、他の男の女を寝取っている噂が立ち、襲撃されてしまったことがあります。
結局、この事件の犯人は地方に左遷させられます。
実は犯人を左遷させたのは藤原道長で、犯人が道長と対立していたので、道長は上手く利用したのですが。
結局、花山天皇はどんな人物か?
花山天皇がどんな人かまとめると以下の感じとなります。
- 素行が良くない問題児
- 股がゆるく女性問題を抱えている
- それゆえ藤原道長の家系に上手く利用される
現代で言うなら「チンピラ高校生」みたいな感じですね。
頭が弱く女性関係ばかり抱える人が天皇になって権力持つわけだから、頭が切れる役人に良いように利用されるわけですね。
最後に花山天皇をフォローしておくと
花山天皇は頭がぶっ飛んでいる感じですが、実は和歌や絵画など芸術的な才能があったようです。
まとめ
今回は大河ドラマ「光る君へ」に登場する花山天皇についてまとめてきました。
大河ドラマを理解する参考になれば。
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