今回は「負けない投資術」という書籍を紹介していきます。
書籍の概要
「負けない投資術」の概要としては、簡単にいうと、「アクティブファンドはゴミ、S&P500インデックスファンドこそ至高」ということです。
「敗者のゲーム」と内容的に似ており、アクティブファンドに比べ、S&P500が優れている点を紹介している書籍です。
書籍の内容
「負けない投資術」の内容は「敗者のゲーム」に似ていると書きましたが、違う内容も含まれています。
「株で大損した人に作者が投資のやり方を教えていく」という内容になっており、主なチャプターは以下の感じ話が進んでいきます。
- ミーム株や草コインで失敗した人の話
- ウォール街の成り立ち
- S&P500への投資のメリット
最初の投資に失敗した人の話は、前座的な内容ですが、投資に対する考え方が参考になりました。特に損切りできない人は読んで見ると良いかもしれません。
書籍中盤では、ウォール街の成り立ち・歴史について説明しており、投資方針に役立つ内容ではありませんが、教養的な面で見ると面白い内容でした。
書籍の後半は、S&P500への投資のメリットについて解説しており、筆者が毒舌なため、毒を頻繁に吐き出しながら解説していくのが面白いです。
書籍を読んだ感想
読んだ感想として、良い点・悪い点を紹介していきます。
まず「負けない投資術」の良い点について
難しい数式やグラフが少ないため、読みやすいのが良いと感じました。
逆に書籍の残念だった点については
本文の主題(S&P500への投資)にたどり着くまで書籍の半分ほどを費やしているので、前半は筆者の意見が分からず、書籍の内容が理解しずらいです。
また目新しい投資先や投資方法、考え方について書いた書籍ではないので、タイトルだけを見て買った私にとっては、予想外の内容でした。
印象に残った文章・言葉
「負けない投資術」を読んで印象に残った文章・大切だと思ったことを書いていきます。
1つ目の印象に残った内容・文章
印象に残った内容・文章の1つ目は
言い換えると、株・債券・金・日本・インドなどどこに資金が集まるのかを考えるということです。
私自身も米国株式市場に固執している節があるので、柔軟に見渡せるようにしていきたいと思います。
その時に見るべきは、やはり「金利」でしょうね。
2つ目の印象に残った内容・文章
印象に残った内容・文章の2つ目は
書籍を読んでいて、はっと気づいたのですが、投資では自分にとって都合の良い情報のみ集めてしまいがちなため、中立な立場で判断できるようにしていきたいと思いました。
「損切りするときは損切りをしっかりする」そのように自らの行動に落としていきたいと思います。
また売却に関連して書籍にある別の言葉も引用すると、「資産を売るタイミング」を判断する際に「購入金額」で判断しない。ということも私はできていないので胸に留めて投資していこうと思います。
3つ目の印象に残った内容・文章
印象に残った内容・文章の3つ目は
1900年から2020年までの強気相場と弱気相場が続いた年数が書いてあり、弱気相場が思ったより長くないことがはっきり分かるのが良いと思いました。
私の資産運用方法として「S&P500への投資」+「連続増配株への投資」の2本立てでやっています。
連続増配株へ投資している理由としては、調整局面でも配当で買い増しするためです。
ただ貰える配当は微々たるものであるため、調整局面が短いなら十分に買い増しできないと本を読んで感じたので、現金比率を見直したいと思います。
「負けない投資術」を読むのにおすすめな人
今回紹介した書籍を読むのをお勧めできる人は
- 「敗者のゲーム」が難しくて読めなかった人
- S&P500への投資について知りたい人
- 損切りできない人
- ウォール街などアメリカの金融市場に関する知識を深めたい人
このような感じの人にはかなりお勧めできる書籍です。
まとめ
今回は「負けない投資術」について紹介して来ました。
書籍を読んで見るきっかけとなれば。
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