今回は読んだ本の紹介をします。
読んだのは元乃木坂46の中田花奈さんの著書の「「バフェットの投資術」を学んだら、行き方まで変わった話。」です。
自分の記録用として、印象に残ったところや、覚えておきたいことを書いていきます。
羅列していくだけなので、悪しからず。
どんな本なのか?
軽く本の説明だけしていきます。
日本大学の教授で会計学が専門の濱本明教授が、当時乃木坂46だった中田花奈さんに会計学・財務諸表の読み方・世界一の投資家のウォーレンバフェットについて学んでいくというものです。
対談形式で本が進んでいくので、株式投資という理解しやすいとは限らないことでもサクサク読めていきます。
私個人は株式投資しているのですが、考え方が参考になる部分がありました。
投資について覚えておきたいこと
投資に関して印象に残った内容などを羅列していきます。深くは掘り下げないので、興味を持ったら調べるか本を読むかしてみてください。
投資判断
- 株価の上昇時は、投資先の判断が甘くなりがち。下落時は臆病になりがち、判断に自信を持つ。
- 難しいと思った内容は関わらない。分かったふりをしない。
- バフェットは分散投資に否定的。企業の理解が不十分だから。素人は能力・時間的に無理だから投資信託を活用する
- ビジネスモデルを理解できないものには投資しない。将来が見通せないものには投資しない。
将来を見通せるかは、普段の生活とどれくらい密接に関係しているってことかなと思う。
投資する企業
- ビジネスモデルの永続性
- 競争優位性→商品が無いと成り立たないものか・使わざるを得ないものか
- 適正価格か→結局は分からない
正直なところ適正価格については分からないです。
長期投資において決算で見るポイント
- 最終利益→超重要・増加or横ばいはOK、衰退・赤字と黒字の往復はダメ
- 営業利益→赤字はダメ
- 粗利率→40%以上
- 営業CF(キャッシュフロー)→赤字は論外
- 投資CF→基本は赤字、継続的に大きいマイナスは注意(競争優位性が小さいから投資し続けないといけない)
- フリーCF→マイナスは注意(多額投資が必要な事業は投資CFが大きい)
- ROE自己資本利益率→15%は欲しい
- ROA総資本利益率→6%は欲しい。設備投資は必要な業界は低くなる
- 有利子負債÷当期利益→低い方が良い(利子が利益を圧迫する)
- 現金→不況を乗り越えやすい
自分の意見としては、最終利益とCFに関しては自分の投資手法と同じなので理解はできた。
粗利率40%以上は少し低めの水準では?と思っている。
投資のタイミング
- 優良企業を見つけたら買って良いかも(結局割安かは分からない、良い企業なら株価上がる)
- 景気の波をとらえる。高値掴みを避けるため。
- 業界全体が売られている時
自分の意見としては、大賛成。結局割安かなんてわからないから、セクターサイクルを考えていくべきですよね。
自分にとって目新しかった意見
- 米国企業→企業は利益獲得の手段→利益率が優先
- 日本企業→社会で役割を任されている→シェアが優先
米国株を簡単に買い付けることができる現状で、日本株と米国株どっちが良いかって考えたら、利益志向の米国株になると思う。
国同士の価値観の違いは、投資にはあまり関係ないかな。
でもバフェットが2020年に日本の商社を買ったことを考えると、独特のビジネスモデルを構築し、利益を出して株主還元する日本企業は一考の価値ありだと思う。
株式投資以外で印象に残ったフレーズ
印象に残ったフレーズを羅列するだけです。
- お金を稼ぐことは人を伸ばさない。伸ばす手段として仕事がある
- お金と幸福は別物。お金があっても大したことない。
- 新しい発見に重要なことは徹底的に自由。常識に縛られない。
- 株式でAIに勝つなら、中長期的な予測が大切になる。
- 行動を投資か消費に分けて考える
- 若者は経験が不足しがちなので、他人の経験(失敗)から学ぶことが重要
内容については特に触れはしません。
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