今回は大河ドラマ「光る君へ」に登場する「藤原実資(さねすけ)」について紹介していきます。
藤原実資(さねすけ)はどんな人物か?重要なポイントを紹介!
秋山竜次さん演じる「藤原実資」を理解するポイントを挙げていきます。
- 学識があり聡明なため政治に欠かせない人物
- 絶対的な権力者「藤原道長」に媚びず、さらには重宝された
藤原実資は聡明な人物
藤原実資の特徴としては、学識があり聡明であったことが挙げられます。
藤原実資がいた平安時代の政治では、先例を重要視したので、「歴史・文学・朝廷の礼儀作法」に精通していた人物が必要不可欠でした。
博識であるために上手く世渡りしていくことになります。
藤原道長にも重宝される
藤原性でも家系が分岐しているため、家系ごとに勢力があります。
同じ「藤原」性の「藤原実資」と「”時の権力者になる”藤原道長」では、家系図が分岐しており、藤原道長の家系の方が圧倒的な優位にありました。
家系の力関係的に劣りながらも、藤原実資は藤原道長に媚びず、また重宝されます。
藤原道長に媚びなかったエピソードとしては
・三条天皇の妻には、時の権力者”藤原道長”の娘(藤原妍子(けんし))が正式にいた
・ただ三条天皇には別の妻(立場が低い)がおり、子を産んだので立場が逆転し正式な皇后になった
・皇后就任の儀式の際に、藤原道長の気を使って多くの公卿が出席を拒んだ
・この時、就任式を執り行ったのが、藤原実資
・ただ三条天皇には別の妻(立場が低い)がおり、子を産んだので立場が逆転し正式な皇后になった
・皇后就任の儀式の際に、藤原道長の気を使って多くの公卿が出席を拒んだ
・この時、就任式を執り行ったのが、藤原実資
また藤原実資が藤原道長の重用されたエピソードとして
・藤原道長の次に政治権力を握ったのが、藤原頼通(よりみち)
・藤原道長に藤原頼通の補佐を頼まれた
・藤原道長に藤原頼通の補佐を頼まれた
藤原実資が政治権力の潮流になくても重用されたのは、博識で政治に欠かせなかったからですね。
藤原実資(さねすけ)は結局何をした人物?
藤原実資が博識なため、重用されたのは分かりましたが、結局何をした人物でしょうか?
後世に残る大きな功績としては次のものが挙げられます。
・20歳の頃から約50年間書き続けた日記「小右記」(しょうゆうき)
・「小右記」は「藤原道長」政権の詳細な記録となっている
・そのため平安時代の歴史研究において非常に貴重な史料
ここでも藤原実資の博識なところが出ていますね。
藤原実資(さねすけ)の家系はどんな家系か?
最後に藤原実資の家系についてまとめていきます。
平安時代は娘を天皇に嫁がせ権力得る時代であること念頭に置いてもらうと
・祖父が「藤原実頼」(ふじわらのさねより)
・父が「藤原斉敏」(ふじわらのただとし)で4男として生まれる
・祖父は女児見恵まれず、藤原実資の家系は政治から遠ざかった
・藤原実資は、祖父の養子となり莫大な財産を受け継いだ
・父が「藤原斉敏」(ふじわらのただとし)で4男として生まれる
・祖父は女児見恵まれず、藤原実資の家系は政治から遠ざかった
・藤原実資は、祖父の養子となり莫大な財産を受け継いだ
まとめると、
- 藤原実資の家系は最初は権力の中心にあった
- 次第に権力の中心から外れた
- 家系は権力の中心から漏れたが、菅原実資は博識のため重用された
まとめ
今回は大河ドラマ「光る君へ」に登場する藤原実資についてまとめてきました。
大河ドラマを理解する参考になれば。
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